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輝き(光沢)
カイコから吐き出されたばかりのシルク繊維は、肉眼で見ると一本の糸のように見えますが、拡大してみるとニカワ質(蛋白質)でおおわれた二本のフィブロインという三角形の繊維があることがわかります。
この三角形断面をした繊維は、プリズムと同じように光があたるとシルク繊維の中で、反射、吸収、屈折、透過、偏光、回析、干渉などといった光学的現象が統合され、シルクの「輝き」=「光沢」を見せるのです。
この輝きは、ダイヤモンドや真珠などの輝きと一緒の原理です。
色が美しい
シルク繊維には繊維一本一本の間に微細な隙間があります。この隙間に染料が入りより鮮やかに染まるのです。
風合い
○柔らかくて腰がある
シルク繊維は、天然繊維のうちで細くて最も長い繊維です。このため柔らかい織物でも薄い織物でも自由作ることができます。カイコが繭をつくるときにはS型に糸を吐くので、これが繊維に細かなうねりを与えます。また自然の生成物なので微妙、微差のある繊維が集まっているので弾力のある膨らみとなって、柔らかな手触り、温かな肌触りをつくり出すといわれています。
○着心地が良い
私たちの身体からは1日約2 リットルの水分(汗)が出ています。この水分を早く吸収して外気に放出する機能(透湿性)にシルクは優れています。吸水性でシルクは綿の約1.5倍もあり、放湿性も綿に遜色がありません。
○保温性
シルクは繊維が不均一で、一本の糸にまとめられたときに繊維の間に多くの空気が含まれます。このため熱伝導率が低くなり、外の寒さを伝えにくく肌には暖かさが残っています。シルクなら寒い日でも薄着のオシャレが楽しめます。
静電気を寄付けないシルク
静電気はホコリを集めます。このホコリは身体には好ましくありません。シルクは繊維自体に保湿力があり、静電気が起きにくい繊維です。
UVカットのシルク
シルクは日光にあたると黄変する性質があります。これは紫外線を吸収して黄変するのです。この性質を利用して紫外線を防ぐ繊維として注目を集めています。
シルクは燃えにくい
シルクは衣料用繊維の中で最も燃えにくい繊維です。合成繊維は200 ℃前後で燃えます有毒ガスを発生させますが、シルク繊維は、300 〜400 ℃にならないと燃えません。しかも有毒ガスも発生しません。
シルクは人間の皮膚に一番近い繊維で、着心地極上、通気性・吸収性・保温性すべての点で満点。特に、絹の吸湿性、湿気の拡散性の良さは人の肌を正常な生理状態に保つのに最高の素材です。
また、シルクの柔らかい手ざわりは、皮膚や末梢神経に適度の刺激を与え、皮膚病にかかりにくい健康な美肌づくりに役立ちます。
 このほか、絹を構成している18種のアミノ酸が皮膚細胞の活性化を図るとともに、静電気をおさえて、大切な肌を保護してくれます。

皮膚にやさしい絹の肌着を愛用する人がふえています。通気性、水分や紫外線の吸収性、発散生、保温性などに優れた絹は、下着に必要な条件を満たした素材。健康面でトラブルが指摘される繊維とは大きな違いがあります。人々の関心が絹の肌着に集まるのも、美しさだけでなく、衛生面や健康面で絹の良さに気づく人が増えた証拠です。
シルクは長い間、主に繊維としての特長を活用した衣料用や工業用に利用されてきました。
しかし、今日では繊維以外の活用方法として食料用としても幅広く使われるようになり、この非繊維分野、すなわち医療、バイオテクノロジー、化粧品などその用途の広がりはますます促進されるでしょう。