シルクは人間の皮膚に一番近い繊維で、着心地極上、通気性・吸収性・保温性すべての点で満点。特に、絹の吸湿性、湿気の拡散性の良さは人の肌を正常な生理状態に保つのに最高の素材です。
また、シルクの柔らかい手ざわりは、皮膚や末梢神経に適度の刺激を与え、皮膚病にかかりにくい健康な美肌づくりに役立ちます。
このほか、絹を構成している18種のアミノ酸が皮膚細胞の活性化を図るとともに、静電気をおさえて、大切な肌を保護してくれます。
皮膚にやさしい絹の肌着を愛用する人がふえています。通気性、水分や紫外線の吸収性、発散生、保温性などに優れた絹は、下着に必要な条件を満たした素材。健康面でトラブルが指摘される繊維とは大きな違いがあります。人々の関心が絹の肌着に集まるのも、美しさだけでなく、衛生面や健康面で絹の良さに気づく人が増えた証拠です。
シルクは長い間、主に繊維としての特長を活用した衣料用や工業用に利用されてきました。
しかし、今日では繊維以外の活用方法として食料用としても幅広く使われるようになり、この非繊維分野、すなわち医療、バイオテクノロジー、化粧品などその用途の広がりはますます促進されるでしょう。
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